鬼社長のお気に入り!?
「隠したらダーメ。ちゃんと見せて? うんうん、いいじゃない? 僕は杉野さんの才能を認めてるし、今度もまたうまくいくって信じてるから」


「桐生さん……」


「そうだ。これから食事に行かない? 夕飯まだでしょ?」


 え!? 嘘? 桐生さんと一緒に食事に? 夢みたい――!


 こんなことが女子社員にバレたらきっと血祭りにされるだろう。そんな後ろめたさも感じながら、結局自分の気持ちを優先させてしまう私はずるい。


「はい、是非」


 そう返事をすると、桐生さんはキラキラの笑顔で私の頭をそっと撫でた。
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