鬼社長のお気に入り!?
 ――まったく、これ作るの案外大変だったんだぞ。


 ――これに費やした労力と時間を返せ。



 八神のやつぅ~!! てっきりこれから使うものだと思って私なりにかなりへこんでたのにぃ! それに墓地の跡地ってのも結局加納さんの悪い冗談だったし――!


 完全にやられた。これは八神さんの陰湿ないじめだ。きっと今頃腹を抱えて笑い転げているに違いない。


 けれど、考えてみたら打ち合わせでこれから使うなんて八神さんはひと言も言ってはいない。勝手に早合点したのは私のほうだ。


「くっそぉぉ~!」


 私はモップをへし折らんばかりに握り締め、高速で掃除を終わらせると仕事に戻ることにした。
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