鬼社長のお気に入り!?
「八神さん! やりました! 武川さんから今電話があって――」
「だぁ~もう、うるさい! せまっこい事務所で騒ぐな」
見ると、事務所にいる社員が何事かと驚いて私に注目している。
「す、すみません……」
我に返って縮こまると、八神さんがぽんっと頭に手を置いた。
「やっとジークスの社員としてスタートラインに立ったってとこだな」
「ありがとうございます。あの、八神さん、どうして私が桐生電機でデザインしたドライヤーのこと知ってるんですか?」
「だから言っただろ? デザイナーの癖のようなもんだ、わかるやつにはわかるんだよ。卓上扇風機とか、女性用電動歯ブラシだったか? あれもそうだろ? まぁ、表向きには桐生大樹プロデュースみたいになってるけどな」
八神さん、知ってたんだ……。私がデザインしたってこと――。
いくら自分の考え出したものだと心の中で叫んでも、誰も気づいてもらえずに終わってしまったものだと思っていた。
「だぁ~もう、うるさい! せまっこい事務所で騒ぐな」
見ると、事務所にいる社員が何事かと驚いて私に注目している。
「す、すみません……」
我に返って縮こまると、八神さんがぽんっと頭に手を置いた。
「やっとジークスの社員としてスタートラインに立ったってとこだな」
「ありがとうございます。あの、八神さん、どうして私が桐生電機でデザインしたドライヤーのこと知ってるんですか?」
「だから言っただろ? デザイナーの癖のようなもんだ、わかるやつにはわかるんだよ。卓上扇風機とか、女性用電動歯ブラシだったか? あれもそうだろ? まぁ、表向きには桐生大樹プロデュースみたいになってるけどな」
八神さん、知ってたんだ……。私がデザインしたってこと――。
いくら自分の考え出したものだと心の中で叫んでも、誰も気づいてもらえずに終わってしまったものだと思っていた。