鬼社長のお気に入り!?
「八神さん、この本は……?」
「今回の講演に招いていただいたS大の石川教授から前に借りてた本だ。郵送で返そうと思ってたとこだったけど、その手間が省けた」
「このクッションは……?」
「あぁ、捨てるに捨てられないもらいもんだ。お前、さっきから質問が多いぞ」
私は「誰からですか?」と思わず聞きそうになって口を噤んだ。あまり詮索するのも気が引ける。
質問が多いって、たったふたつじゃない。う~ん、彼女かな……? 八神さんって、黙ってればいい男だし、彼女くらいいてもおかしくないよね――。
そんなことを思いつつ、八神さんが運転する車はS大に向けて出発した。
「今回の講演に招いていただいたS大の石川教授から前に借りてた本だ。郵送で返そうと思ってたとこだったけど、その手間が省けた」
「このクッションは……?」
「あぁ、捨てるに捨てられないもらいもんだ。お前、さっきから質問が多いぞ」
私は「誰からですか?」と思わず聞きそうになって口を噤んだ。あまり詮索するのも気が引ける。
質問が多いって、たったふたつじゃない。う~ん、彼女かな……? 八神さんって、黙ってればいい男だし、彼女くらいいてもおかしくないよね――。
そんなことを思いつつ、八神さんが運転する車はS大に向けて出発した。