鬼社長のお気に入り!?
「加納さん、とにかく……彼女を俺に任せてくれませんか?」


「……君がそう言うなら、わかったよ」


 会話が終わったのか、足音がこちらに向かって近づいてくる。私は慌てて向かいの化粧室へ転がり込んだ。


 なんだったの、今の会話――。


 まるで聞いてはいけない話しだったような気がして、私はなるべく早く忘れるように頭の片隅へ悶々としたものを追いやった。
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