鬼社長のお気に入り!?
 私はわざと明るく振舞ってその場の雰囲気を盛り上げようとした。そんな様子に桐生さんもホッとしたように笑う。


 なんなんだろう。さっきから胸の奥につかえてるこの感じ――。


 EXPOの話しをしてからというもの、胸の中に小さな石ころが引っかかっているような感覚が拭えない。


「きっと杉野さんは疲れてるんだね。ごめん、疲れてるのにこんなこと言うのは酷かもしれないけど……EXPOの資料、今週中じゃなくて明日までに仕上げてもらえないかな?」


「え……?」


 な、なんだってー!? 明日まで……明日は別件で時間が取れないし、っていうことは今夜は徹夜……かな?
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