鬼社長のお気に入り!?
※ ※ ※

『あぁ、ようやくひと区切りついた。今夜は切り上げて帰る事にする』


「わかりました。あの、一応こんな時間だし……あんまり重たくないような夜食程度のものを作ったんですけど……」


『そのほうが助かるな、じゃあまたな』


 これは夢ではなく、八神さんとの現実の会話だ。


 なんか、今の……ものすごく夫婦っぽかった……よね――?


 八神さんから電話がかかってきたのはもうすぐで日付が変わる頃だった。なにか作れと言われて何を作ろうか考えに考えた末、夜食にぴったりのうどんを作ることにした。


 うまくできたと思うんだけど――。


 妙に胸がドキドキして深呼吸を繰り返していると、玄関のドアが開く気配がした。
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