鬼社長のお気に入り!?
「よかった。嫌がれたらどうしようかなって、ちょっと心配だったんだ。今夜は時間がなかったけど、食事に行った後とかでも夜景を見に行ったりしたいな」


 これは完全にデートのお誘いだ。うん、間違いでも勘違いでもない。私はそう自分に言い聞かせ、桐生さんに微笑んだ。


「あぁ、もう、実は僕、杉野さんのその笑顔に弱いんだ」


 そう言うと、桐生さんはそっと私の頬に手を伸ばして親指の腹で何度も撫でた。そして私は、桐生さんのためならいくら嫌なことがあっても笑います! と心の中で呟いた。
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