鬼社長のお気に入り!?
「蓮ちゃん、私先に戻ってるね、和彦さんに迎えに来てもらう」
「おい、蓮司兄様と呼べと何度も言ってるだろ」
「いやよ、長ったらしくて呼びにくいし……杉野さん、こんな兄ですがよろしくお願いします。私が兄に会いに来たのは結婚の報告のためだったの。でもね、こっちに来てからすぐに婚約者からもらったばかりのピアスを失くしてしまって……兄が知っているかと思って訪ねてみたんですけど知らないみたいで……」
「ダイヤのピアス……あっ!」
そうだ! すっかり忘れていた! あのピアスは加奈子さんのものだったんだ――。
「あの、ダイヤのピアスってこれですか?」
いつでも返せるようにとバッグの中にいつもしまっていたピアスをくるんでいた布から取り出すと、加奈子さんはパァっと顔を明るくさせて笑った。
「そう! ずっと探してたの! でも、どうして杉野さんがこれを?」
「すみません、先日八神さんの車の中で偶然見つけて……」
「あぁ~よかった! 助かったわ! ありがとう、ほら、やっぱり兄さんのところにあったじゃない」
加奈子さんはピアスをつまみ上げると、大事そうにさっそく身につけた。
「おい、蓮司兄様と呼べと何度も言ってるだろ」
「いやよ、長ったらしくて呼びにくいし……杉野さん、こんな兄ですがよろしくお願いします。私が兄に会いに来たのは結婚の報告のためだったの。でもね、こっちに来てからすぐに婚約者からもらったばかりのピアスを失くしてしまって……兄が知っているかと思って訪ねてみたんですけど知らないみたいで……」
「ダイヤのピアス……あっ!」
そうだ! すっかり忘れていた! あのピアスは加奈子さんのものだったんだ――。
「あの、ダイヤのピアスってこれですか?」
いつでも返せるようにとバッグの中にいつもしまっていたピアスをくるんでいた布から取り出すと、加奈子さんはパァっと顔を明るくさせて笑った。
「そう! ずっと探してたの! でも、どうして杉野さんがこれを?」
「すみません、先日八神さんの車の中で偶然見つけて……」
「あぁ~よかった! 助かったわ! ありがとう、ほら、やっぱり兄さんのところにあったじゃない」
加奈子さんはピアスをつまみ上げると、大事そうにさっそく身につけた。