鬼社長のお気に入り!?
「あのさ……今、テレビ観てたんだけど……桐生電機が赤字って――」
『あぁ、あんたいまさら気づいたの? おっそ~い、だって、もう二ヶ月前くらいから経営は不安定だったんだよ』
そういえば、そのくらいの時期に美智から電話をもらったことがあった。もしかしたら美智はそのことを私に話そうとしてたんじゃないかと思うと、あの時自分の話ばかりしてしまったことを後悔した。
「ごめん、美智……もしかして前に電話くれたのって……」
『いいのよ、私も弱気になってたし……あんたが楽しそうにしてるって聞いてほっとしたし、元気もらったから……それなのに私の湿っぽい話なんかできないでしょ』
「美智……」
『桐生さんは今新しいプロジェクトで来年に発売する空気清浄機で勝負かけようとしてる。でも……なんとなくだけどうまくいかない気がするの』
珍しく元気のない美智の声に私はいよいよ桐生電機の危機を改めて感じた。
『あぁ、あんたいまさら気づいたの? おっそ~い、だって、もう二ヶ月前くらいから経営は不安定だったんだよ』
そういえば、そのくらいの時期に美智から電話をもらったことがあった。もしかしたら美智はそのことを私に話そうとしてたんじゃないかと思うと、あの時自分の話ばかりしてしまったことを後悔した。
「ごめん、美智……もしかして前に電話くれたのって……」
『いいのよ、私も弱気になってたし……あんたが楽しそうにしてるって聞いてほっとしたし、元気もらったから……それなのに私の湿っぽい話なんかできないでしょ』
「美智……」
『桐生さんは今新しいプロジェクトで来年に発売する空気清浄機で勝負かけようとしてる。でも……なんとなくだけどうまくいかない気がするの』
珍しく元気のない美智の声に私はいよいよ桐生電機の危機を改めて感じた。