鬼社長のお気に入り!?
「加納さん、別にこいつに話すことなんてないでしょう、俺は仕事に戻りますから。あ、杉野」


「は、はい!」


「先週は加奈子が世話になったな、あの天ぷら屋高かっただろ? 俺のカード預けてたのに無理しやがって……」


「い、いいえ、給料でたばかりでしたし! 加奈子さんも楽しんでもらえたならそれでいいんです」


「あぁ、礼にこれをお前にやる」


「え?」


 そう言うと八神さんから書類の束をどさっと両手に乗せられる。


「あの……これは?」


「アンケート調査のデータ入力だ。それを明日までにまとめて俺のところへ持って来い」


 は……い? はぁぁ!? ちょ、ちょっと!! なんで私が――?


 期待で膨らんでいた胸がしゅーんとしぼんでいく。
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