鬼社長のお気に入り!?
 桐生さんの結婚、そして今まで桐生さんに優しくされていたのは私を利用する為だった。そんなダブルパンチにいつまでもウジウジしている場合ではない。この状況から抜け出すには自分が変わらなきゃいけない。そんなふうに思うとなんだか新しい道が見えてきた気がした。


「美智、今までありがとう。私が何をしても、ずっと友達でいてね」


「え? な、何言ってるの? あ、愛理!」


 呼び止める美智の声を背中に聞きながら、私は今日、会社へ来てやるべきことを果たすためにとある場所へ向かった。
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