♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡
「あぁ、セレルナも気をつけてな?
……レティア、サティア、セレルナを頼むぞ!」
カイリはそう言って、こちらへ向かってくる敵軍に魔法を発動させた。
「…っ行きましょう」
「カイル…っ見つけた!俺も援護するよ」
カイルのそばへ国王が寄ってきて、その隣にはさっき別れたはずの王妃までもがいた。
「セレルナ、行きなさい!」
「.....セレルナ、これも持っていきなさい」
国王が王冠をこちらへ魔法で投げてきた。
「…っお父様!」
「姫様、早く行きましょう。
こちらにも敵が来ていますので…っ」
サティアが王冠を受け取り、大事に抱えた。
「俺の可愛い娘、セレルナ…愛してるよ」
国王はこちらへ向けて、
笑みを浮かべてから王妃と共に行ってしまった。