♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡
「大丈夫ですか?」
高校生くらいの少年が声をかけてきた。
「え…っ?あ、平気ですから!」
と、言ったはずなのだが、軽々とお姫様だっこにされてしまう。
「きゃぁ…っ」
「姫様!」
「ちょっとあなた!この方は、
「アクアローズ王国の王女様でしょ?」
「…っはい」
「大丈夫。警戒しないでください。僕は安全で人目に付かない所まで案内するだけだから。女の人二人じゃ王女様がいくら子供でも、運ぶのは辛いんじゃない?」