♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡
「…本当ですか」
「本当だよ」
「あ…ありがとうございます」
二人はまだ疑っているが、少年はそのまま歩いていく。
しばらく歩くと、危険ではない裏路地についていた。
「ここなら安全だよ」
「ありがとう」
助かったが、ここまで来てしまうと、セレルナはこの少年の記憶を消さなければならなくなってくる。
「ごめんなさい」
「え?」
「ありがとう、なんだけどね。あなたに私の記憶が残ると困ったことになるの。だから…。」
「姫様?」
「…記憶を消すって事だよね?」
「ごめんなさい」