未来の1/fragment






星野は唇を噛み締めながら、目の前にいる2人の友人に話をする。



「とっても目障りなんだよね」


「同じクラスだから、まぁしょうがないところはあるけど」


「だからって、堀澤くんもどうして坂尻さんに構うのかな?」


「可愛くて綺麗だからに決まってるでしょ⁉︎」


「もしかして堀澤くんが坂尻さんの事を…⁉︎」


「あーもームカつくー」


「坂尻さんにはそろそろ、私達の存在に気付いてもらわないとね…」



星野はニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、トイレを後にする女子3人だった。



だが、彼女達は気付いていなかった。


一番奥のトイレに入ったまま偶然にも、話を聞いてしまった人がいた事を…





< 162 / 403 >

この作品をシェア

pagetop