Promise with you
気づいたら、部屋の電気は消えていた。


もう夜なのかな…


「気づいた?ちはやちゃん…」


首を縦に振る。


「声でない…?」


「喉…痛い……」


「あーんして?」


口を開けると、


「喉やられちゃったみたいだね…調子はどう??」


「頭痛くて、ちょっと息苦しい……」


「風邪っぽいねぇ…ちょっと不安だけど、彼氏くんにも会いたいだろうし一般戻ろっか…でも酸素マスク付けてね……」


コクリと頷くと、車椅子に乗って部屋に着いた。


布団に入って熱を測ると38度を超えていた。


「解熱剤入れとくね。心臓に負担かけたくないから喘息の発作止めも入れとくね。あと、あまり動かないでね。」


コクリと頷くと、先生は部屋から出ていった。
< 110 / 123 >

この作品をシェア

pagetop