Promise with you
寂しくなって、陽向に電話した。


今だけちょっとマスクを外した。


プルルルル……


「ちはやっ!?大丈夫か!?目覚めたか!?」


「うん……ケホッケホッ大丈夫…だから………心配しない……で…ね?」


「すぐ行っから待っとけよ」


「うん……」


陽向は優しい…。


別れようって言いにくいじゃん。。。


少し経って、陽向が来た。


「無事でよかった…それより…おまえっ」


「黙ってて………ごめんね……私、心臓…悪いの……」


「そりゃ隠したい気持ちもわかるし……気にすんなよ」


「ありが…と…」


「てか声大丈夫か?顔が真っ青だけど……」


「風……邪ひいた……の」


「早く治せよっ!俺帰るわ」


笑顔で頷くと、お前マスクつけないといけないんじゃねーの?と言ってマスクを付けてくれた。


そのまま頭をコツんとして帰っていった。
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