俺様王子とメイドちゃん
そして、わたしがバックからイヤホンを

取り出そうとした時だった――――





「1年5組 三ノ宮美咲さん、いる?」



わたしの聞きなれた声がした。





教室の入り口に立ってわたしの名前を

呼んだのは、ほかでもない 


西園寺湊だった――。




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