泣いてないし、泣かないし
シスコン
櫻子と拓哉くんをカラオケに残し
私と仁くんは近くのショッピングセンターへやってきた。
「妹さん、何歳?」
「中2だよ、今月の7日で14歳になる」
「結構近いんだね!名前は?」
「ゆうこ。優しい子って書いて、優子。
ほんとに優しくて可愛くて、ときどきわがままで、、」
仁くんの顔が笑顔になっていく
仁くんってほんとに優子ちゃんが大切なんだな。いいお兄さんだな。
「仁くんって優子ちゃん?のことが大好きなんだね。彼女になる人は嫉妬しちゃうんじゃない(笑)?」
と聞くと仁くんは真剣な表情で
「あるよ。嫉妬されたこと。妹の方が大切なの?シスコンじゃんって」
「たしかに、私もちょっとシスコン?って思っちゃった。あ、ごめんね。でも悪い意味じゃないよ!私も、マザコンとかシスコンとか家族大切にしてて全然いいと思う!」
私の素直な気持ちだった。
「そっか。そう言ってもらえて安心した
。俺はさ、妹のこと凄い大事に思う。実は俺んち、父親が優子の小さい頃なくなって寂しがりやな、優子を俺が守らなきゃって。だけど、、」
「だけど?」
「たしかに、妹のことは大事。でも、それは恋愛感情じゃない。妹には今いい彼氏もいて俺も安心しているし、俺だって好きな人くらい普通にいるんだ。」
仁くんがこんなふうに喋るのは始めてで、少し戸惑う。
「わかるよ。」
「俺、中学ときよ元カノに妹のこと自慢してたら、妹と付き合えば?気持ち悪いシスコン!って言われちゃってさ、、」
「そんな、ひどい。」
「だから、俺、梨花には勘違いして欲しくないなって思って」
「大丈夫だよ!妹大切に思ってる仁くん私、素敵だと思う!みんなだって、櫻子だって仁くんのこと変に思ったりしないよ!」
「ありがとう。梨花。」
こんな風に梨花と真剣な口調では言われるのは始めてで、少し緊張する。
「じゃ、優子ちゃんの好きそうなもの探そう!」
私と仁くんは近くのショッピングセンターへやってきた。
「妹さん、何歳?」
「中2だよ、今月の7日で14歳になる」
「結構近いんだね!名前は?」
「ゆうこ。優しい子って書いて、優子。
ほんとに優しくて可愛くて、ときどきわがままで、、」
仁くんの顔が笑顔になっていく
仁くんってほんとに優子ちゃんが大切なんだな。いいお兄さんだな。
「仁くんって優子ちゃん?のことが大好きなんだね。彼女になる人は嫉妬しちゃうんじゃない(笑)?」
と聞くと仁くんは真剣な表情で
「あるよ。嫉妬されたこと。妹の方が大切なの?シスコンじゃんって」
「たしかに、私もちょっとシスコン?って思っちゃった。あ、ごめんね。でも悪い意味じゃないよ!私も、マザコンとかシスコンとか家族大切にしてて全然いいと思う!」
私の素直な気持ちだった。
「そっか。そう言ってもらえて安心した
。俺はさ、妹のこと凄い大事に思う。実は俺んち、父親が優子の小さい頃なくなって寂しがりやな、優子を俺が守らなきゃって。だけど、、」
「だけど?」
「たしかに、妹のことは大事。でも、それは恋愛感情じゃない。妹には今いい彼氏もいて俺も安心しているし、俺だって好きな人くらい普通にいるんだ。」
仁くんがこんなふうに喋るのは始めてで、少し戸惑う。
「わかるよ。」
「俺、中学ときよ元カノに妹のこと自慢してたら、妹と付き合えば?気持ち悪いシスコン!って言われちゃってさ、、」
「そんな、ひどい。」
「だから、俺、梨花には勘違いして欲しくないなって思って」
「大丈夫だよ!妹大切に思ってる仁くん私、素敵だと思う!みんなだって、櫻子だって仁くんのこと変に思ったりしないよ!」
「ありがとう。梨花。」
こんな風に梨花と真剣な口調では言われるのは始めてで、少し緊張する。
「じゃ、優子ちゃんの好きそうなもの探そう!」