O♡L
「開けてみてー!」

光輝さんに促されるまま、手に取った四つ折りの紙を開ける。


そこには『玉入れ』と書いてあった。


「奈緒ちゃんは玉入れかっ。がんばってね!」

光輝さんはあたしの肩を軽く叩くと、次の人のところへ行ってしまった。


玉入れは、足が速い遅いとかが関係なさそうなのでよかった。


さて、仕事を始めるか!と席に着くと…。


「俺、毎年リレーなんだけど」
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