O♡L
「じゃあそのかわりに、光輝、来月いつもの2倍の契約上げてこいっ」

「え〜〜〜〜!!…まあイイっすけど!」


そんな2人のやり取りを見ていると、振り返った光輝さんと目が合った。


「あ、奈緒ちゃん!」


主人を見つけた子犬のように、光輝さんがあたしのところに駆け足できた。

そして軽く屈み、あたしの耳元に顔を近付ける。


「約束…覚えてる?」

「は…はいっ」
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