bitter and sweet-主任と主任とそれから、私-



「いい?」

そう、うるんだ瞳で見つめながら言われて、私は小さく頷く。




すると急に本郷主任の腕の中に抱きしめられ、閉じ込められた。



本郷主任は私の顎を左手で固定すると、もう一度唇を重ねた。





今度は私を貪るようにして、さっきまで飲んでいた甘いカフェオレと煙草のほろ苦い香りが私の中に入り込んでくる。

その香りが私の中全てを満たしていく。




私は身体の芯が熱を帯びて、溶けだしていく感覚に襲われる。

 

< 271 / 282 >

この作品をシェア

pagetop