【短】あめだま。~きみと出会えた奇跡~
たいして面白くもない授業が全て終わり、面倒くさいHRも終わり。
やっと、放課後がやってきた。
今日は週明けの月曜日だから、あと4日も学校に行かなきゃならないのか……。
なんて思って少しだけ憂鬱な気分になっていると、ガラガラッと勢いよく開いた教室の前の扉。
次に聞こえてきたのは……
「湊人先輩ーっ!」
っていう、元気で可愛らしい声。
私が視線を向けるより先に、
「結菜(ゆいな)」
って、帰りの準備をしていた湊人がその子の名前を呼ぶ。
彼女は小走りで湊人の席までくると、にこっと女の子らしくはにかんで、
「湊人先輩っ、今日、一緒に帰りませんか?」
って言った。