目なし女の消えない呪い
外が暗くなると、さっきまで強がっていた弥生の顔から笑顔が消えた。




もう、目なし女が現れてもおかしくはない。




目なし女がアイスピックを持って、弥生の瞳を奪いに来ても……。




静寂に包まれた部屋の中で、弥生が急に声を上げて泣き始めた。




それを見て、拓也が弥生に話しかけた。
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