青い春の中を、きみと一緒に。
けれどそこで、俺は今までの天国のような気分から一変、奈落の底に突き落とされたような感覚を味わうことになった。
“そんなこと”って……。
紺野さんにとっては“そんなこと”じゃなかったから、2週間かかってやっと答えが出せて、勇気を振り絞って気持ちを言いに行ったんだ。
小原さんも鎌田さんも、どうしてそんな冷たいことが平気で言えちゃうんだよ……。
「あ、いいの。きっとあたしの言い方が良くなかったんだと思う。責められたような気分にさせちゃって、売り言葉に買い言葉ってあるでしょう、そんな感じだった」
「いや、でも……」
「それにあたしたち、たぶんずっと気づかないふりをしてたんだ。もうずいぶん前から無理して仲良くしている感覚が3人ともあったから、今回のことはいいキッカケになったと思ってる。高橋くんにもそう思ってもらえたら、あたしは嬉しい」
「……そんな」
紺野さんは俺の気持ちを落ち着かせるために明るい声で言い、にっこりと笑顔も絶やさない。
けれど当然、俺には納得できない部分が多々あって、紺野さんが思っているように俺も思えるかどうかなんて、正直分からない。
だってずっと傷ついていたのは紺野さんだ。