青い春の中を、きみと一緒に。
「……紺野さんはスッキリしたんだよね?」
「もちろん」
確証を得たくて訊ねると、彼女は笑顔で頷く。
屈託のないそれは到底嘘とは思えず、俺の心中は煮え切らない気持ちがますます大きくなっていくばかりだ。
うーん、これは“男子不介入”的な?
彼女らには彼女らなりの決着の付け方があって、でもそれは、男の俺にはまるっきりちんぷんかんぷんなことで、理解しようにも難しい、だけど本人たちはスッキリしている--現に目の前の紺野さんがそうであるように、これはそういうことなのだろう。
「うん、高橋くんは分からなくていいの。あたしたちの中で、ちゃんと決着がついたことだから」
すると紺野さんは、俺の顔をチラチラと盗み見るようにしてそう言い、クスリと笑いながら目尻に残った涙を人差し指で拭った。
てか俺、何を堂々と訳が分かんないって顔を好きな子に晒してんだよ。情けねぇ。
思わず自分の顔をペタペタと触ってしまうと、とうとう我慢できなくなったのか、紺野さんが声を上げて笑う。
「ちょっ、紺野さん!?」
「あははっ、ごめん。でもっ、おかしっ」
「えー、なんだよもー」
ほんと、なんだろうこれ。