【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「もっと喋れよ」
「ッ……!」
耳元で囁かれて、必死で顔を背ける。
絶ッッ対、沢口啓明殺してやる!!!
全部お前のせいだ!!!
沢口啓明を呪っていたら、耳たぶを軽く舐められた。
「ひゃ……っ!?」
「ほんとだ、耳弱いな」
クスクス笑う変態男の声。
コイツ、マジ変態!!
気持ち悪いっ!!!
こんなロリコンに触られるのが嫌でたまらなくて、胸をひたすら押した。
「やっ……やだ!!」
「嫌なのか。…なら、やめてやるよ」
変態男が、私の耳から唇を離した。
意外に素直に離れたそいつに、ホッと胸を撫で下ろす。