青空ライン~君が居た青春~


「ったく……波瑠はもうちょっと自分が女の子だってこと、自覚しろよなー……。」


皆とは違う、りょーちゃんは怒っているような口調ではなくて、優しく言う。


「はぁい……。」


……でも、あんな怖いりょーちゃんは見たくないよねー……。 

私は二度とりょーちゃんを怒らすまいと、心に誓った。


「……あら、もうこんな時間!波瑠ちゃんはもう先生のところに行かなきゃならない時間じゃない?」


そう言ってゆーちゃんは時計を指す。
……あ、もうこんな時間?!


「ほんとだ、いかないと!……じゃあ、皆、頑張ってね!……私、応援してるから!」


「おう☆」


「ちゃんとみろよー。」
 


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