青空ライン~君が居た青春~
「今日くらい、クリスマスくらい……波瑠さんをとびっきり可愛くしてあげてって、言われたんです。」
……っ。
皆……優しすぎるよ……。
私は涙が出そうになるのを、必死にこらえる。
「ありがとう……。」
「ふふ、でも……プロデューサーってほんとにかっこよくて……いい仕事ですよね。」
「え……?」
「アイドル達に……大切にされて、慕われて。私が想像している以上に忙しくて大変なんでしょうけどね……。私……、高校、西園寺を受けるつもりなんです。」
「えっ、ほんと?!」
茉優ちゃんは私が思ってもいなかった言葉を口にした。
でも茉優ちゃんが後輩になるかもしれないって思うとすごく嬉しいな。
……というか、ゆーちゃんがすっごい喜びそう。