青空ライン~君が居た青春~
 

「浩輝、さすがにあれは言い過ぎだろ……。」
  

さすがに今の空気はヤバイと思ったのか、琉生くんが浩輝くんになだめをいれる。


「……ファンの人達をどうでもいいなんて思ってるのが許せないよ!波瑠にゃんなら
、波瑠にゃんなら……プロデューサーでも、ファンの人達を大切にしてくれてたっ!プロデューサーってそういうものじゃないの……?」


浩輝くんは、酷く傷付いた目をしていて。
その気持ちは痛いほどわかる僕にとって、浩輝くんを責めることなんて、できるわけがなかった。


「皆で、お菓子作って……ファンの皆に渡そう。……今まで練習サボってごめん。」


そう言って浩輝くんは、深々と僕達に頭を下げた。


「大丈夫だよ、浩輝くん。」


「浩輝がこなかっただけでピリピリしてた俺たちの身にもなれよなー……。」

 
「それはもういいが……なにを作るんだ、浩輝。」




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