ベビーフェイスと甘い嘘
「『直喜ちゃんとはどういう関係なんですか?』……っていうのは、聞かないでおきます。茜さん、余裕無さそうですし」
「だけど、あんなに慌てた直喜ちゃん初めて見たから。いっつも周りの顔色ばっかりうかがって、必要の無い事まで考え込んで先回りして。……で、それを全部見せないように何考えてるか分かんないような飄々とした顔をして……」
「茜さんの気持ちも、事情も、灯さんとの関係も、私は何にも分かんないけど、あの直喜ちゃんの必死な顔を見たら、直喜ちゃんの想いだけは伝わったし、信じてあげたいって思いました。『家族』として」
『私は、茜ちゃんだけの味方だからね!』
いつも芽依に言われる言葉が、ふと頭に浮かんだ。
私だって、芽依に何かあったとしたら、絶対に最後まで味方でいると思う。
それが『家族』だと思うから。
ーーカタン。
玄関の方から物音が聞こえた。
「ーー帰って来たね」
奈緒美ちゃんがにっこりと笑いながら、玄関の方に目を向けた。
「だけど、あんなに慌てた直喜ちゃん初めて見たから。いっつも周りの顔色ばっかりうかがって、必要の無い事まで考え込んで先回りして。……で、それを全部見せないように何考えてるか分かんないような飄々とした顔をして……」
「茜さんの気持ちも、事情も、灯さんとの関係も、私は何にも分かんないけど、あの直喜ちゃんの必死な顔を見たら、直喜ちゃんの想いだけは伝わったし、信じてあげたいって思いました。『家族』として」
『私は、茜ちゃんだけの味方だからね!』
いつも芽依に言われる言葉が、ふと頭に浮かんだ。
私だって、芽依に何かあったとしたら、絶対に最後まで味方でいると思う。
それが『家族』だと思うから。
ーーカタン。
玄関の方から物音が聞こえた。
「ーー帰って来たね」
奈緒美ちゃんがにっこりと笑いながら、玄関の方に目を向けた。