ベビーフェイスと甘い嘘
「……っ、ちょ、待って。何勝手にーー」
「直喜ちゃん。私ね、ここに来る前に店の敷地の方からこっちの様子をうかがってる人を見かけたんだよね。『何かご用ですか?』って聞いたら、『いえ、何でもありません』って。見るからに怪しかった」
奈緒美ちゃんの話を聞いた瞬間に、サッと、直喜の顔色が変わった。
「……そんな怪しい人に声掛けちゃダメだよ。奈緒ちゃんに何かあったらどうすんの?…………って『家族』だったら、本当はそう思わなきゃいけないんだろうけど……」
「そのままだったら確実に茜さんに迷惑をかけてただろうから、奈緒ちゃんが追い払ってくれて助かった」
そう言って頭を下げた。
「茜さん。ここまで勝手に連れてきて、本当にごめん。だけど、俺は……」
「嘘なんか、つかない。嘘つきじゃない」
「それだけは、どうしても言いたかったんだ」
そして、私に向かって一言一言噛み締めるように言った後で、奈緒美ちゃんに向かって「お願いします」と再び頭を下げた。
「茜さん、すみません。直喜ちゃんと私の話、訳分かんないですよね?もう時間も無いし、送りがてら説明しますから」
「直喜ちゃん。私ね、ここに来る前に店の敷地の方からこっちの様子をうかがってる人を見かけたんだよね。『何かご用ですか?』って聞いたら、『いえ、何でもありません』って。見るからに怪しかった」
奈緒美ちゃんの話を聞いた瞬間に、サッと、直喜の顔色が変わった。
「……そんな怪しい人に声掛けちゃダメだよ。奈緒ちゃんに何かあったらどうすんの?…………って『家族』だったら、本当はそう思わなきゃいけないんだろうけど……」
「そのままだったら確実に茜さんに迷惑をかけてただろうから、奈緒ちゃんが追い払ってくれて助かった」
そう言って頭を下げた。
「茜さん。ここまで勝手に連れてきて、本当にごめん。だけど、俺は……」
「嘘なんか、つかない。嘘つきじゃない」
「それだけは、どうしても言いたかったんだ」
そして、私に向かって一言一言噛み締めるように言った後で、奈緒美ちゃんに向かって「お願いします」と再び頭を下げた。
「茜さん、すみません。直喜ちゃんと私の話、訳分かんないですよね?もう時間も無いし、送りがてら説明しますから」