オニゴロシ


眉間にシワを寄せながらそう続けた。


「戻ってみる?」


私がそう言うと、

龍はコクリと首を縦に振った。


「じゃあ、戻ろう」


―――――――――‥‥‥‥‥
―――――‥‥‥


「‥‥‥いた‥‥」


元居た、境内の前辺りに戻ってきてみる。

そこには、鬼である宮野さんと、

逃げる立場である

大谷さんの二人が話をしていた。


もちろん、

バレないように身を潜めながら移動し、

ちょうど死角になるところへ腰を落とし、

宮野さんと、

大谷さんが話ししているのを聞くことにした。


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