オニゴロシ


すると、いつの間にやら璃衣奈や疾風、

晴司に拓海が集まって、腰を屈めながら

宮野さんたちの会話を聞いていたのだった。


「いつの間に‥‥‥」


龍が四人に言いかけたとき、

大谷さんの叫び声が聞こえて、

私たち六人はそっちに意識を向けたのだった。


「もういいって、何がもういいの!?
良くないよ!!
だって、誰も殺さないのなら‥‥‥」


大谷さんがそう言うと、宮野さんは軽く目を伏せた。


「私だって、死にたくないよ。
だからさっきまで、
我を忘れて狂っちゃったんだし‥‥‥」


‥‥‥そうだよね。

さっきまでの宮野さんは、

すごく怖くて逃げちゃったけど、

普段は優しい女の子だもんね‥‥‥。


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