オニゴロシ


そんなことを考えると、

胸がぎゅっと苦しくなる。


「でもね、友達を殺してまで
自分が生き残るなんてできない。
そんなこと、私、したくないよ‥‥」


宮野さんは泣きそうな顔でそう言った。

すると、大谷さんが意を決したようにこう言った。


「じゃあ、桃ちゃん。私を殺してよ」


私達6人は目を見開いた。

もちろん、宮野さんも例外ではない。


「‥‥え?‥‥何言ってんの‥‥?」


大谷さんに言われたことが理解できていないらしい。

軽く困惑しているようだ。

そんな宮野さんのことを知ってか知らずか、大谷さんは話しはじめた。


「だって、誰かを殺さないと、
桃ちゃんが死んじゃうでしょ?
でも、今から誰かを捕まえて殺すのは
時間的にも厳しいし‥‥」


そう言った大谷さんに、宮野さんは言い返す。


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