負けません!


「お母さん!!!

お母さん!南は!!?南はどこいるの!大丈夫なの!? ねえ!お母さんってば!」

「沙織ちゃん…ごめんね来てくれてありがとう
みなみは…みなみは…」

「しっかりしてください 一先ず深呼吸!」



「ごめんなさいね 取り乱したりして
南はたった今手術が成功してICUにいるわ…
内臓をやられて…少しだけ後遺症が残るらしいんだけど…
沙織ちゃんはここにいて大丈夫なの?今日は大切な試合なんでしょう?」

「試合のことなら大丈夫よ
きっと仲間がなんとかしてくれる
なんて言ったって南とあたしの仲間なんだから!」

あたしは不安そうな目で見ているお母さんに大袈裟に言った


「そっか…沙織ちゃんと南の仲間だもんね」

「うん」

「すみません、渡 南さんのお母さまですか?
私集中治療室で看護師をしております、佐伯です
担当医師がお話したいそうなのですが今お時間頂けますか?」

「…分かりました

沙織ちゃん、南のとこ行ってくれる?中には入れないようだけどきっと来てくれたって分かるはずだから」

「わかった あたし南のところに行ってるね」


不安なのはあたしも一緒

だけどもっと不安なのは間違いなく両親だ

あたしはあたしらしくしっかりしないと


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