負けません!




「じゃぁ先生!私は一度家に帰ってきますね!また後で!」

あたしたちは無事明日の準備が済み帰宅することにした

……んだけど

「せんせーい
飲んでから家に帰るのめんどくさいのでお泊りセット家に取りに帰ってから先生の家向かいますねー」

なんて図々しい後輩だ

まぁこうゆうところが憎めない点でもあるんだよな~


花梨ちゃん来るし久々につまみでも作ろうかな なんて考えてると…

ドンっ

「いっっっったーい!!!」

壁かと思って睨みつけるように上を見ると

「ったくも、う?

え?あれ?たか先生?

あはははは…すみませんでした!怪我はしてないですか!!?あたしすごい勢いでぶつかってしまったような…」

そこにいたのは良くも悪くも園長・佐々木孝明氏だった

「ッチッ」

ん?んんんんん?今舌打ちが聞こえてきたような

「っスゥ…」

あれ?次はものすっごい息を吸う音が…

「馬鹿野郎!!!何ボケっと歩いてんだ!ここは子どもが安全に遊べなければいけない場所だぞ!それを分かってて何ボケっと歩いてんだ!」

ううう…すごい迫力
顔が整ってる人の怒り顔ってなんでこんなに迫力満点なんだろう

「おい、聞いているのか!!!」

うっ迫力が…

見とれてました。
なんて言えない状況…言ったら絶対絞められる。間違いない

「…ごめんなさい」

「ったくぶつかったのが俺だからよかったものの園児にぶつかって怪我でもさせたらどうしてたんだ園の信用問題にも繋がるところだ」

あ、プチってきた

「でもたか先生もきちんと周りを見てればよけれたんじゃないですか?!」

ついつい強い口調で言ってしまった

「見てたからあれだけの衝撃で済んだんじゃないのか?」

「…すみませんでした」

これは完全にあたしの負けだわ
確かに痛いには痛かったけどそれは尻餅ついたからだし…彼にぶつかった時は確かに痛くはなかったかな



「あ!じゃぁお詫びさせてください!!」




…おーーい、あたし。何口走ってんだーい












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