お隣さんのキケンな誘惑



私は久藤さんが帰った後、食器を片付けながら何で私があの人の食べた食器まで洗ってるのかと思うと腹が立ってきた。


ご飯まで食べさせる事になって、壁ドンまでされるなんて…。


まぁ…壁ドンには少しだけ
いや…かなりドキドキはしたけどね。
本当にキスされるんじゃないかと思ったし、体が動かなかった。


そりゃ仕方ないよね、伊崎さんとあんな別れ方して随分、男の人にあんな至近距離に近寄られたりしてないからね。


私は洗い物が終ると、お風呂に入って上がった後は冷蔵庫からビールを取り出し、尿立ちでそのままビールをゴクゴクと飲んだ。


誰も居ないからこんな格好でビールを飲めるし、やっぱ風呂あがりのビールは最高だった。


仕事も楽しいし、お客さんが出来上がったネイルを見て喜んでくれる顔を見るとこっちまで嬉しくなる。
仕事を辞めた理由は伊崎さんにあるけど、今では辞めて良かったと逆に感謝している。


私は買っていた柿ピーを袋から取り出して、テレビを見ながらビールと一緒に食べていた。


暫くテレビを見ながら飲んでいたら、壁から物凄い音がした。


何事!?と思ったが久藤さんが何かしてるんだと思い、引っ越してきたばかりだし片付けてるんだろうと思い気にしなかった。


だけど壁から聞こえてくる音が煩くて、何度も壁から聞こえてくる音に段々と私はイライラしてしまい遂に玄関を飛び出して、久藤さんの玄関の前に立ってインターフォンを何度も押した。





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