お隣さんのキケンな誘惑




「ごめんな…俺さ芽衣の事が好きなんだ。
結婚してる男が嫁以外を好きになるなんて最低だけどさ、でも芽衣を愛してる気持ちは嘘じゃないんだ。」


「でも私を騙すなんて酷いてすよ!
こんなに好きなのに結婚してただなんて…」


「ごめん…」


「別れて下さい!」


「芽衣?」


「赤ちゃんも生まれるんだし奥さんと子供を大事にして下さい!」


「ごめん…」


そう言って伊崎主任はマンションから出て行った。


愛されてるんだって信じてた。
だけど本当は騙されてたんだ。


私は声を上げて泣いた。


この三年間、気づかなかったなんて…。
振り返れば週末に会えないのは親が自営業していたからじゃなくて奥さんと子供が居たからなんだ。


それに会社の皆には内緒だったのは不倫がバレちゃマズイから。
伊崎主任の話は仕事的な話しか出なかったし、プライベートで結婚して子供が居るなんて本当に気づかなかった。



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