ゆりかご
「ゆうちゃん、そんな言い方ないんじゃない?」

「そぉだよー、繭子だって心配して言ってんのに。」

美羽と愛衣が、固まってるあたしの横でゆうちゃんに意見する。

「心配?…私のこと裏切っといて?」

ウラギリーーーこの4文字が形となって、容赦なくあたしに突き刺さる。

「ちょっとどーゆうこと⁈繭子がいつゆうちゃんを裏切ったっていうの⁈友達でしょ⁈」

「私、知ってるから。」

食ってかかる愛衣に対して、ゆうちゃんは落ち着いていた。

「繭子も黙ってないで言いなよ!」

「……。」

心当たりのあるあたしは、ゆうちゃんと目も合わせられなかった。

コータローのチャリに乗せてもらったり、ケータイ番号を交換したり、好きだと言われたり……ゆうちゃんに黙ってる事が、色々ありすぎる。

「ゆうちゃん…ごめんね。繭子もずっと悩んでたんだよ。」


< 167 / 272 >

この作品をシェア

pagetop