私を本気にさせないで
「ミドヤさんから当選者のファックスが届いてるはずなの。それを確認して手分けして当選の連絡を」

いつもの口調で指示を出せば、大森君は嬉しそうに微笑んだ。

「了解です!」

ふたりして大きく頷き、急いでファックスを確認しに向かった。



それからはもう必死だった。
ふたりして手分けして当選者へ連絡を入れて、連絡のつかなかった人へは手書きの当選通知書を作成し、住所を頼りに届けに行き、次の日に確認の電話を入れた。

怒られたりしたけれど、どうにか無事に当選者全員に連絡をすることができ、イベントの方も参加者に好評のうちに終えることができた。

弥生に手配してもらった新商品のサンプルも好評だったし。
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