絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
血のこすれ方からいっても、この先に昭代さんがいる可能性は高い。


「ここからは、俺が先に行く」


そう言い優也さんがあたしの手を離し、両手で拳銃を握りしめた。


あたしは小さく頷き、同じように拳銃を握り閉める。


手のひらは汗でグッショリと濡れていて、今にも拳銃を取り落としてしまいそうだ。


「行こう」


優也さんの言葉に、あたしは「うん」と、強く頷いたのだった。
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