絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
☆☆☆

迷路の通路はさっきよりもスピードを上げて狭くなっているようだった。


今ではあたしたちが2人で並ぶ広さもない。


このままじゃみんな死んでしまう。


そんな不安が胸をよぎった。


その時だった。


角を右へと曲がった瞬間、優也さんが足を止めたのだ。


「どうしたんですか!?」


そう聞きながら優也さんの肩越しに先を見る。


するとその先は行き止まりになっているようで、壁の手前に昭代さんの姿があった。


昭代さんの体は両方の壁に押され、無理矢理力を込めなければ歩けないような状態だ。


しかし、その手にはしっかりと拳銃が握られていて、銃口は優也さんに向けられている。


「優也さん!!」


あたしは優也さんの背中を押す。


「……大丈夫だ」


その言葉にあたしは「え?」と、首を傾げる。


しかし、昭代さんをよく見てみると顔は真っ青になり、立ったまま白目をむいているのだ。


「壁に押されて呼吸が止まっているのかもしれない」


そう言いながら、優也さんはゆっくりと昭代さんへ近づいて行く。
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