絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
「我々は君たちが外へ出るために服を用意した。ソファの後ろに回ってみろ」


そう言われ、あたしたちは言われた通りにソファの後ろへと回った。


床には丁寧にたとまれた男性ものと女性物のサマーセーターが置かれていた。


「これを着ろって事?」


あたしは女性物の方を手に取る。


真っ黒なセーターはワンピース型になっていて、これ一枚で着られるようだ。


首はハイネックになっている。


みるからに暑苦しい格好に思わず顔をしかめた。


「俺はセーターにジーンズだ」


優也さんの方は黒いハイネックのサマーセーターに、黒いジーンズの組み合わせ。


こちらも外へ出るととても熱そうに見える。


「白い服を用意できなかったのは、君たちの肌にも血がしみついているからだ」


「あたしたちの肌に……?」


首を傾げるあたしにたいして、優也さんが自分のTシャツをめくり上げて見せた。


見た目よりも筋肉がついて男らしい肉体があらわになり、ドキッとする。
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