絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
その表情もとてもつらそうだ。


「彼女の朱里まで巻き添えにして自殺を試みて、しかも死ねずにこんな場所にいる。サイテーな男だ」


翔吾はそう言い、あたしへ優しくほほ笑んだ。


その笑顔にハッとする。


「翔吾……!」


あたしが翔吾の名前を呼ぶより先に、翔吾はこう言っていた。


「これでもうわかっただろ。この中で生き残るに一番ふさわしい人間は、朱里だけだ。朱里は何もしていない。


バカな俺に付き合わされたおかげでここにいるだけだ。下位レッテルなんて、張られる理由はなにもない」


ハッキリとそう言いきった翔吾。


みんなの視線があたしへ向けられる。


「そうだね、そうかもしれない」


春奈が呟き、ルキが「そうだね」と、頷く。
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