異聞三國志
『瑾様一族、・・・そして蜀にいる諸葛庶殿を始めとする友たちです。』


『何と。』


『私はやはり、蜀とは戦いたくないのです。』


陸遜は、黙りこんだ。

『とりあえず先ずは瑾殿を助け出すように動こうではないか。』


と陸遜は、少し間をおいて言った。


“あの大都督の間はいったい、どういう気持ちなのか”


虞平にもわかりかねていた。


虞平は、数日後密かに薬を食事に入れることに成功した。最初は自分で薬をもるつもりであったが、それを聞いた理佐子が反対して、朱雀隊の一人に潜入してもらい毒を仕込む作戦に変更したのであった。薬からだと足がつきやすいことも理由になった。

こうして、魯夫人はいなくなり、後は孫峻のみであった。

孤立無援になった孫峻は白昼堂々、切り殺された。丁奉らが手勢にて、切り込んだのである。理由は謀反。でっち上げではあったが。これには諸将も同調したので、異論はなかった。皆孫峻の専横には嫌気がさしていたのであった。
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