異聞三國志
こうして、障害はなくなった。

諸葛瑾は軟禁をとかれ、自由の身となった。
しかし、和平交渉はまだ始まっていなかった。


早速諸葛瑾は陸遜邸を感謝の意味を込めて、訪問した。


『ご尽力いたみいります、大都督。大都督の口添えなくば、未だ軟禁状態であったはず。』


『いや、私よりも虞平殿の活躍のおかけだ。虞平殿が障害を除いてくれたから。』


『いや、それは・・・、実は我が一族諸葛庶及びその奥方の尽力なんです。』


『なに?!貴殿は知っていてか。』


『はい、全ては我が一族でなしたこと。蜀に仕えても我が一族には変わりないですから。庶の後ろには、我が弟がおります。』


『むう、して彼らはどうしたのだ。』


『魯夫人の排除に手を貸したはず、特務部隊により。でも、それは虞平殿の手を汚さないようにするため。医者が人を殺めるのはあってはならぬことですから。だから、庶の妻の理佐殿が女性の特務部隊に頼んで行ったのです。女ならば炊事場に入るのは容易ですから。』
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