異聞三國志
『むむむ、蜀はそこまでして、貴殿を救いたかったわけだ。』


『はい、全ては和平のため。』


『和平・・・。』


陸遜はまたも黙りこんだ。


『お願いがあります、大都督。是非ともその奥方に会っては頂けないでしょうか。和平の話を聞くだけでも。』

『・・・、わかった。話だけなら。』


こうして、3日後理佐子と諸葛瑾、虞平は陸遜と夜、屋敷に訪ねた。


『お初にお目にかかります。諸葛庶が妻、理佐にございます。』


『私が陸遜だ。して、用件は、何だ。どうせ和平とやらの・・・。』

陸遜はまじまじと理佐子を見た時に

“う、美しい”

と思った。陸遜に少し汗が出てきた。

気を取り直した陸遜は
『どうせ和平の話であろう。瑾殿や虞平の頼みだから聞くが、どうせろくな話ではあるまい。』

『そんなことはありませぬ。蜀は呉には、呉王として、我が劉禅陛下は漢中王として、元の所領を治めて頂くつもりです。』


『そんなことはあるまい。どうせ劉禅が皇帝だろうが。あの愚昧な奴が!じゃあ誰が皇帝なんだ。ま、まさか。』

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