雨も好き。
「もー。」
翔ちゃんはそう言うと、

ひょいっ。

お姫様抱っこで、翔ちゃんの部屋まで連れて行かれた。

心臓が高鳴る。

あーもー、そういうの、反則だってば。

でも、翔ちゃんはそんな事考えてないんだろうなあ。

もっとも、だから安心して甘えられるのだけれど。

翔ちゃんはあたしをベッドの上に優しく下ろし、飲み物をとりにリビングへ。

あたしはそのままベッドの上で、翔ちゃんの枕に顔を埋めた。


...翔ちゃんの匂い。優しい。
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